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ラジオ番組 みんなの健康ラジオ

こむらがえりと芍薬甘草湯/こむらがえりは足からのサイン

2026年3月19日放送2026年3月26日放送予定

2026年3月19日放送

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2026年3月26日放送

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こむらがえりと芍薬甘草湯 ―手軽さの裏で起きていること(放送内容 資料はこちら

夜中に突然ふくらはぎがつる、いわゆる「こむらがえり」は、高齢者にとても多い症状です。外来でも、「痛くて目が覚める」「しばらく動けなくなる」といった訴えをよく聞きます。

こうしたときによく使われるのが、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)です。芍薬甘草湯は、筋肉の異常な収縮を抑える作用があり、飲むと比較的早く楽になることもあって、つってしまった“その場”をしのぐ薬としては、とても優秀です。使うこと自体が悪いわけではありません。
ただ、ここで一度考えてみたいのは、芍薬甘草湯は「治療」なのか、それとも「応急処置」なのか、という点です。

多くの場合、この薬は筋肉の過剰な緊張を一時的に和らげる役割を担っています。
つまり、こむらがえりが起こる原因そのものを改善しているわけではありません。

外来でよく耳にするのは、「毎晩つるから、寝る前に必ず飲んでいる」というケースです。薬が手軽な分、足のケアや運動をしなくなってしまう方も少なくありません。薬が悪いのではなく、薬があることで、自分の体に目を向けなくなってしまっていないか、そこが問題です。

芍薬甘草湯には、長期連用によって血圧の上昇やむくみなどが起こることもあります。本来は「困ったときに使う薬」であり、「毎日続ける前提」の薬ではありません。たとえば、つった直後に1包だけ使い、翌日からは水分と塩分の摂り方を整え、寝る前にふくらはぎをゆっくり伸ばす。これが基本です。頻回に起こる方は、脱水や冷え、飲み薬の影響なども一度確認してほしいですね。

こむらがえりは、年齢のせいと片付けられがちですが、筋肉の使い方や足の状態が深く関係しています。
次回は、その背景にある「足の構造」、特に後脛骨筋という筋肉に注目して考えていきます。

2026年3月26日放送予定

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